高橋いつき音楽教室KLASSE

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コンクール審査

今日も葛飾に行ってきました。本日は男の子ばかりの審査でしたが、本番では大切なところでちょこちょこミスをしてしまったけれどもとても才能とセンスを感じる子と、完成度が高く本番で立派に演奏なさった子と、どちらに良い点数がつけられるのか、それぞれの審査員の先生方の意見が分かれ、興味深い結果になったと思います。私ははじめは前者に高得点を入れましたが、後者の演奏を聴いた後に、前者の点を一点落としました。「もし、お金を払って演奏会に足を運ぶとしたら」、「もし他の曲をどちらか一人だけに演奏してもらえるとしたら、、、」 私は前者を選んでいるはずです。とても魅力のある音楽性で本当はもっともっと完成度の高い演奏が出来る人だと手にとるように分かる演奏でした。でも、今日一回だけの演奏で比較するのであれば、後者を選びます。安定感のあるテクニックで曲の特徴もよく捉えられていましたし、激しい部分でも音が分散せずに説得力のある音色でした。何よりもマイナス要素がなかったわけです。このような理由で後者により高い点数を結果的に入れた訳ですが、五人の審査員の得点を上下カットして出した平均では前者が高い点数を獲得しました。私個人としては、後者の完成度の高さを評価しつつ、魅力を感じた人に新たな演奏機会が与えられたこの結果に大いに満足しております。
また、他の方ですがとても緻密な音楽的なアプローチをしていて、好感を持った演奏がありましたが、何故か急に止まってしまい、その止まり方も緊急手当てをするどころか、傷口を広げてしまったという、とってももったいない方がいらっしゃいました。やはりコンクールというステージで止まることは大きな減点対象ではありますので、他の審査員の方の厳しい点数は当然だとは思いますが、今回の演奏から感じた彼の今までの勉強への取り組む姿勢に敬意を払って、私は点数を入れさせて頂きました。
おそらく彼の一番大切な本番は今日ではなくーカ月後だと思いますので、今回のミスは今日やっておいて良かったと思って引き続き誠実にピアノに向き合って、最後まで頑張って頂きたいと心から思っております。

初見合わせ

今日は藝高でした。先日、後期中間テストも終わり、三年生は大学受験準備に本格的に入る時期になりました。あるヴイオラ科の生徒が、受験曲のコンチェルトをまだ一度もピアノと合わせたことがないと楽器と楽譜を持ってきました。その子はピアノがとても上手で、入試のピアノ曲は問題ないので、今日はオーケストラパートを初見で合わせました。やはりスタイルがしっかりしていてどのように演奏したいのかが良く分かる演奏と合わせをするのは弾きやすく、初見でも客にきかせることができたんじゃないかと思える完成度だったと思います。
三年生は一月中旬にセンター試験があり、音楽の勉強のみならず、学科もおろそかにできない時期なので、今は心が引き締まっていてみんな良い表情をしています。
藝高生が藝大を受験することについて、外部の人はたまに「内部からの方が受かりやすいから楽でしょ」とかおっしゃりますが、それは結果的に割合を見ればそういう結果だというだけであって、藝高生は合格して当たり前だという大きなプレッシャーの中で戦っています。実際毎年実力が発揮できずに落ちてしまう人がいますし、年によっては最終合格発表があった翌日が藝高の卒業式だということもあります。私の時がそうでした。まだまだ一緒に上野で勉強したいと思っていた人が、クラスの40人のうち数人だけ急に明日でお別れということになるわけです。卒業式のなんとも言えないクラスの雰囲気は今でもよく覚えています。
今年度の日程は、藝高の卒業式の後に藝大の合格発表なので、その心配はありませんが、どうか藝高のみんなが実力を十分に発揮し合格できますよう心から祈っています。

コンクール審査

葛飾で審査でした。高校三年生の方の演奏で、受験や卒業試験の課題でしょう、王道の曲が並びました。少しピアノに癖があったようで弾くこと自体に苦戦する人がいましたが、やはり「うまいなー」と思わせる人はどんなピアノでも弾きこなしていました。
リハーサルがないコンクールだからこそ、瞬時に順応できる能力が試されるし、それを苦なくこなせてはじめて、音楽に没頭できるんだと改めて感じる機会となりました。

餃子パーティ


餃子パーティでーす。全部で75個作りました。包むのはそんなに大変ではありませんでしたが、75個を焼くのは割と大変でした。弟のご要望の「パリパリの餃子」は大成功です。焼くときに熱湯をさすと良いみたいですよ! みなさんもお試しあれ~。今回は隠し味にちょこっと味噌が入っています。明日はニンニクやニラの香りをふりまいてしまうことでしょう。ごめんなさい。

揚げパン

みなさん小学校の給食で一番人気は何でしたか? 何ですか? 私の母校である埼玉大学の附属小学校の給食はとてもレヴェルが高く、いつもおいしくいただいていました。ある一週間はカフェテリアでバイキング形式の給食があり、それぞれのカテゴリー(主菜、副菜、デザートなど)に二種類の違うものが用意され、好きなものを常識の範囲内で自分で好きなだけ盛り付けることができました。

その中でも断トツに人気だったものが揚げパンです。実は当時の私はあまり揚げパンが好きではありませんでしたが、先日とあるパン屋さんで見つけ購入しました。隣にはきなこがまぶしてあるヴァージョンが並んでいましたが、やはり懐かしいココアパウダーを選択! 控えめの甘さと、ちょっとした苦味が絶妙でした。また買いに行こう。

初新潟

早朝から車で新潟に行ってきました。日帰り弾丸です。週末の大雪の影響は高速道路では感じることもなく、晴天の中、富士山や八ヶ岳を眺めドライブ日和です。

朝4:30に家を出発して、上里SAで一度休憩し、8:00には越後川口SAではわっぱめしをいただきました。
目的は佐藤卓史さんのリサイタルのお手伝い。大きなホールに1000人余りのお客様が平日のお昼に足を運んでくださいました。CDの販売のお手伝いでしたが、ありがたいことにCDも大盛況で終演後の10分間は、セリ会場のような騒がしさでとても忙しかったです



写真はリハーサルの様子です。

J.S.バッハシンフォニア 第11番
ベートーヴェンエリーゼのために
シューベルト即興曲 作品90-4
ショパン:レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ
シューマン:献呈(リスト編) リスト:ラ・カンパネラ
グリーグ:アリエッタ シベリウス:もみの木
ドビュッシー:月の光 シャミナード:秋
チャイコフスキー:四季より12月「クリスマス」
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番 ~第3楽章


遅めのランチは会場近くの市場で。新鮮な海の幸を堪能しました。そのあとはもちろんお土産タイム! お刺身が大好きな弟のために保冷バック持参のやる気満々バカ姉です。旬の寒ブリをはじめ新潟産ではない北海道産の数の子にまで手を伸ばし、大変満足しました。



最後に車で来たことを良いことに、日本海の夕日を拝んで新潟とはお別れです。半日の滞在でしたが十二分に楽しみました。また明日から頑張ろう。
P.S.天候には恵まれましたが、高速道路に撒かれた融雪剤が車のボディに跳ね返って白くなっていたので、明日洗車に行きます。放置すると塩でさびるらしいので。さいたまに戻って先週の雪の影響を感じたのでした。